





BAR 婆娑羅
必見口コミ!
【BIG TEN】 「同じアードベックのTENでもリリースされた年代によって味が全く違うんです。飲み比べてみてください」 二つのグラスに注がれた二つのアードベック。色も香りも、全く違う。二つのアードベックの違いはボトルのTENの文字の大きさにみて取れる。大きいほうが、BIG TENといわれるオールドボトルだそうだ。飲み比べてみればその味も全く違うといっていいほど。私はシングルモルトを軽く嗜む程度だが、その個性は全く違う。 「オールドボトルの方はオークの影響が強いわけです。新樽比率が高いとこういった、オークの影響を受けて色が濃く、スモーキーで力強い味わいになります。最近はオーク自体が入手しづらくなってきております。本来モルト原酒というのは無色で、オーク樽のコントロールが蒸留所の腕の見せ所でもあるわけです」 現行のアードベックは非常に円やかで綺麗にまとまっている。樽の影響が少ない分、上品だ。それでも、いまだにアードベックのピートを図るためのフェノール値は、アイラの中でも最も高い。 塚本の駅を北側へ。喫茶店のようなファサードだけれど、店内に入ると所狭しと、ズラリと並んだボトルが壮観な空間が現れる。このお店はシングルモルトを売りにしているお店で、まさかこんなところにこんな趣味的な店があるなんてという風体で存在している。外界と隔絶されたその雰囲気はまるで隠れ家だ。 オーナーマスターの曽我さんの物腰は柔らかい。どうぞボトルをご覧になって、飲みたいお酒を飲んでみてくださいと。しかしながら、そのボトルらはなかなか迫力満点。おいそれと選ぶのはなかなか難しい。 そうして出してくれた一つがこのアドベックの飲み比べだ。アイラモルトを好んで飲む私にとっては、とても面白い体験だった。みんなであーだこーだ言いながら、10年の旅を経てボトリングされた琥珀の液体を楽しむ時間は殊の外優雅である。 嗜好品である酒の世界。知れば知るほどに世界が広がってしまうことに驚きを隠せいないでいる。私はどちらかというと素性が気になる方で、そのお酒がどこで、どんな風に作られているのかという指南をしてくれる方が楽しめる方だ。道先案内人がいる旅は楽しい。 なので、このような趣味的なる知識を豊富にもちあわせたバーテンダーと話をしながら飲むお酒は、素晴らしいと思うのである。
塚本駅徒歩3分
バー
大阪府 大阪市淀川区塚本4-3-11





































































































